曖昧だけれど
*
水辺の
大きな水槽がたくさんある
野外に小屋を建てて住んでいて
時々大きな波が来て
目の前に立っていた女の人が
一度足を取られて顔からこけてた
私は
水槽の中にいる
大きな亀やウツボがお腹をすかせていることを知って
お母さんに餌をやりたいと言った
3度ほどこれが繰り返し流れる
空は暗い
みんなが寝静まった頃
私は起き上がり
自分の意志とは違うところで
羊を噛みちぎったり
誰かをボコボコに殴っている
それはお母さんだけが知っていて
次の日の朝に指摘されるが
私は全く覚えていない
覚えていないけど
やったことは確かだから
自分のことを怖いと思う
これは
好きな人(恋人?)に言わないと
と思って
この前結婚式をした彼に
真剣に打ち明ける
彼はじっと話を聴いてくれて
「分かった。そうか。うん」
と目を見て頷いた
私は
ひかれなかったことに安心して
安堵する
彼は
真剣な目で
私の頭をなでる
何かを決心したような
キッとした表情
こころの声で
“逃げないからね。大事にするからね”
と聴こえる
夜の中
不思議な感覚
*
目を
覚ます
何か
分かった気がした
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